越境EC現地代理店活動日記

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嗅覚が生む思い込み

2017/02/23

とある一般消費財の調査をしようとスーパーへ行きつられて違う棚も見ていました。タイ製の育毛養毛剤とあり、一つはまるっと禿頭用育毛、もう一つは抜け毛防止と一般的な育毛、とあり後者を買ってみました。スタッフに聞くと長年定着しているブランドだそうです。

今日初めて使おうと蓋を開けると「、、、オジサンの匂い」と思ったのが第一印象でした。
容器の使い心地や製品のテクスチャーなどは悪くなく、塗ったところを乾かそうとドライヤーを当てると製品の香りが飛ぶのか「、、、オジサンが頭にいる」という匂いでした。

ふと、「私はなぜこれを”オジサンの匂い”と認識しているのか」と思いました。もちろんオジサンからこの匂いがする、という体験が一番理由ですが、製品自体は抜け毛防止と一般育毛なら女性も使っているだろうに。
タイでも育毛剤とはやはり男性が主たる市場であり、女性はあまりつかってない=女性からはこの匂いはしない、ということもあるのでしょうか。この製品はシャンプーコーナーで買ったのでどちら用とも限定はしてないのに匂いから勝手に「オジサン用」と私達自身が限定してしまっているのでないか、と思いました。

地肌にドライヤーを当てたら香りが飛びオジサン匂は大分和らぎました。加齢臭の軽減に「髪を洗ったら根本を良く乾かす」という対策があるのを思い出し「多分育毛剤を使っても髪の毛を乾かさないとその匂いが汗や皮脂と混ざって独特の匂いがする、それを防ごうと強い匂い付をし、それがまた上記悪循環でオジサンの匂いという思い込みを産んでいるのでないか」。と推測してみました。
オジサンっぽい匂いの正体は半分は製品の匂いであり、半分はよく乾かさないために起こる、製造者が生産開始した当初には予期していないかった産物なのかもしれません。

私達の五感、特に匂いは視覚や触覚など他の器官で確認出来る実態がなく、最初の出会いで思い込みが生まれやすいものです。
そして「思い込み」生まれたら視覚や味覚での思い込み以上にそれを覆すのは難しく、覆すには全く別のことをしなければならないのだ、と思い至りました。
もしこの製品が「オジサン用」という消費者の勝手な思い込みで伸び悩んでいるのなら、テコ入れ方法はこのブランドの最とも有名なこの「匂い」を消し去ることでないかなあ。生産者は「ウチの製品の特徴はこの匂い」と頑強に言い張ってやらないとは思いますが。

無香料を大体的に謳い30−40代ぐらいの白髪や抜け毛と言った問題が顕著に出てくる年代の好むボトルデザインにすれば「密かに悩んでいるけどあの匂いがイヤ」という女性がこぞって買うと思うけどなあ。

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